TikTokに新たな大統領命令。90日以内の売却完了と米国ユーザー情報の削除・報告求める

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CHRIS DELMAS via Getty Images

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トランプ米大統領が中国ByteDanceに対し、米国内におけるTikTok事業を90日以内に売却せよとの新たな大統領命令に署名しました。

TikTokを巡ってはすでに、8月6日から45日以内に米企業への事業売却の契約を完了させることを求めた大統領命令が出されていますが、今回の命令では、ByteDanceは米国内のユーザーに紐付くTIkTokの情報をすべて破棄し、対米外国投資委員会(CFIUS)へ報告することが義務づけられます。

とはいえ期限が延びたことで、ByteDanceにとっては売却交渉中の企業との取引にやや時間的余裕ができた格好であり、米国内における交渉について整理する時間が生まれました。これまでの命令では45日間で交渉がまとまらなかった場合、米国内におけるTikTokの利用は停止されアプリストアからの削除も強制される可能性がありました。

トランプ政権とCFIUSは2019年、当時のLGBTQ向け出会いアプリGrindrを所有していた中国企業Kunlunに対して「中国企業によるアプリの所有は国家安全保障上のリスクをもたらす」と警告し、米国企業への事業売却をさせており、同様の戦術に軌道修正した格好と言えそうです。

ByteDanceは新たな大統領命令に対して「TikTokはエンターテインメントや自己表現、つながりを提供し、1億人もの米国人に愛されています。われわれは、今後もこれらのファミリーに喜びをもたらし、プラットフォームでの創作活動をする人々に、有意義なキャリアをもたらすことを約束します」と8月6日の命令の時のコメントを繰り返しました。

大統領側としてはやや手心を加えた格好の新しい命令ですが、そのあたりはもしかすると1億ダウンロードを数えるという米国内のユーザー規模に配慮した可能性も、もしかするとあるのかもしれません。ただ、先週にはWall Street Journalが、TikTokがAndroidの問題を利用してユーザーのデバイスの一意な識別子であるMACアドレスをByteDamceのサーバーに送信していたと報じました。新しい大統領命令はCFIUSへの報告を追加することで身ぎれいにしてからの米国へ引き渡させるようにしたとも考えられます。

source:CNBC

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