打たれているのではなく打たせている。柏の怒涛の攻撃をいなした桜の守備の秘訣

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【国内サッカー ニュース】圧倒的に攻め立てたのは柏レイソルだった。オルンガはリーグ戦6試合連続ゴールも決めた。しかし勝利は3得点を奪ったセレッソ大阪だった。15日の明治安田生命J1第10節・柏vsC大阪。この試合から見えるC大阪の守備の秘訣とは。

■今季ベストともいえる柏の攻撃

13対3。この数字は両者の枠内シュート数を表している。

15日に行われた柏レイソルとセレッソ大阪の上位対決。首位の川崎フロンターレを追走するために勝利が欲しい両者の対戦は、柏が攻めて、C大阪が守る、そんな構図が浮かび上がる試合となった。

この日は柏のサッカーが非常に機能していた。「一言で言うなら、あとは(ゴールに)ボールが入るだけだったというようなゲーム内容だったんじゃないか」と試合後にネルシーニョ監督が語ったように、指揮官や選手たちの言葉を聞けば、今シーズンのベストに近いパフォーマンスを披露していたことが分かる。

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しかし、20本のシュートを放ち、13本の枠内シュートを見舞った柏は、最終的に1-3で敗れる形となった。圧倒的な攻撃を繰り出しながらもC大阪の壁を打ち破ることができず、ゴールが入らなかったことを嘆くしなかった。

一方、敵地に乗り込んだC大阪からすれば、まさに会心の勝利だったと言える。立ち上がり早々にブルーノ・メンデスが先制点を奪取。先手を奪ったら負けないC大阪は、守備を固めながら、相手の隙を見逃さずに得点を積み重ねて勝ち点3を手にした。

■C大阪、崩された失点はゼロ

2020-08-17-fujita-esaka

この試合はオルンガを含めた柏の強力な攻撃陣をどう抑えるかが一つのポイントだった。いかにボールを持たれようが、ボランチの二人を中心にじっくりと相手の攻撃を先読みしながら前線へのパスコースを消す。サイドからクロスを上げられればマテイ・ヨニッチが弾き返し、バイタルエリアに入られた時には瀬古歩夢が体を張った守備で対応した。

少し下がったところから江坂任や瀬川祐輔、仲間隼斗がシュートを狙うようなら、守備エリアの広いGKキム・ジンヒョンが最後の壁となってゴールを封鎖。終盤にミス絡みで1失点は喫したが、崩された失点はゼロだった。

「相手のシュートは多かったが、明確な決定機はあまりなかったと思います」(ロティーナ監督)

確かに試合を通して決定機らしい決定機は少なかった。むしろほとんどのシュートをキム・ジンヒョンが抑えており、これだけ枠内シュートを打たれながら失点を許していないのは、相手のシュートミスというよりC大阪が“コースを限定して打たせていた”と見るのが正しい。

どれだけ相手にボールを持たれようが、ゴール前では体を張り、打たれてもコースを限定する。これがリーグ最少失点を誇るC大阪の、守備の秘訣と言っていいだろう。

ここまでほとんど崩された失点がないC大阪は、満を持して次節、首位の川崎フロンターレと対戦する。ボールを持たれたとしても、柏戦同様に堅固な守備を披露できれば、リーグの先頭を走る無敵の川崎F撃破も不可能ではない。

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