厳選!アニメーションから改めて社会を考える「夏に家族で観たいディズニー映画3選」

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世界中で話題を集めているディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」が、6月11日から日本でもサービスを開始しました。

Disney+ (ディズニープラス)

「Disney+」では、ディズニーはもちろん、ピクサーやマーベル、スター・ウォーズ、そしてナショナルジオグラフィックの名作・話題作が見放題。

さらに、NetflixやAmazon Primeと同じように、オリジナル作品も充実しているというから驚きです。

コロナ禍で、感染予防を心掛けながら過ごす前代未聞の夏休みですが、東京都心部でも35℃を超えるなど、猛暑にも要注意。

Go Toキャンペーンなども魅力的ですが、暑さと感染リスクを考慮して、自宅で涼やかに映像作品を楽しむ過ごし方も良いかもしれません。

そこで今回は、ハフポスト日本版でも数々のディズニーに関するコンテンツを取材し、その魅力を伝えてきたニュースエディター・小笠原遥に「夏に家族で観たいディズニー映画3選」というテーマで聞いてみました。

ディズニーアニメーションの世界を読み解いていくと、これからの社会を生きる上で大切な、多様な価値観と出会えます。エンタメという枠を超えたディズニーの魔法に魅せられて、この夏を楽しんでみませんか? 

ネット社会の問題を描く新感覚アドベンチャー『シュガー・ラッシュ:オンライン』

2018年公開の今作は、2012年公開『シュガー・ラッシュ:オンライン』の続編。

アーケードゲームの世界に暮らす主人公のふたりがインターネットの世界に飛び込んでいく所から始まる今作。「インターネットの中って、どんな風になっているんだろう?」という疑問を抱いている子供達って多いと思うので、ぜひ一緒に見たい映画ですね。

Amazon、YouTube、楽天、snapchatなど...実際に私たちが使っているサービスを運営する企業のロゴがシーンのあちこちで使われていて、細かなこだわりは大人にも新鮮です。

そして何よりも注目なのが、「誹謗中傷」という社会的に重要なテーマをきちんと描いているところ。

主人公のラルフは自分が動画サイトにあげた動画に対する攻撃的なコメントを見てしまうのですが、そのシーンで、「コメントは見ないこと。インターネットの鉄則よ」というセリフがあるんです。

誹謗中傷に対してどう向き合うか、いかに解決に向かうかは、SNS時代において人それぞれが抱える悩みの一つでもあります。なかなか具体的な答えが出せないという人もいますが、その問題に踏み込んだアニメーションから考えてみるということが、今の社会にこそ必要だと思うのです。

「理想のプリンセス」を問い直す。壮大で美しい海の物語『モアナと伝説の海』

「海」を舞台にした作品は、やはり夏の季節には欠かせません。

幼い頃から不思議な力を持っていた主人公のモアナ。冒険心の強い彼女ですが、父は「海は危険だ。お前の幸せはここにある」と言い聞かされ、航海を禁じられていました。

しかしある日、彼女や家族の暮らす村で災いが起き始め、その原因が「マウイ」という伝説の英雄が盗んだテ・フィティの<心>によって生まれた闇だと知ったモアナは、愛する島を救うため海へと旅立ちます。

今作は、海や島など、鮮やかで細かな色彩が魅力ですが、見どころは「プリンセス像のアップデート」です。

『モアナと伝説の海』の監督は、『リトル・マーメイド』(1989年公開)や『アラジン』(1992年公開)で数々のディズニーのヒロインの姿を描いてきたジョン・マスカーとロン・クレメンツ。

『リトル・マーメイド』には、アリエルというプリンセスが登場しますが、1989年と現代を比べると「プリンセス像」も変わってきています。アリエルに込めた当時の理想の姿を、時代の変化に合わせる形で巧みに擦り合わせて、モアナというキャラクターに投影しているんです。

モアナとアリエルは好奇心が旺盛なところは共通点ですが、異なる重要な点があります。

「自由になりたい」という夢を実現するために自らの「声」を差し出して悪役の力を借り、その後も王子に依存したアリエルとは違い、モアナは他力本願ではなく、自分自身の力で村を救い、幸せを掴もうとします。そこに逞しさを感じます。

その過程で、モアナは従来凝り固まった性別における役割とされてきたものまでも乗り越えてゆくのです。

そこに、約25年で変化した社会の考え方が反映されているような気がします。そして、そのアップデートされたディズニーの新たなプリンセス像は『アナと雪の女王2』にも繋がっていく...。そんな視点で見てみると、さらに面白くなるかもしれません!

多様性や偏見・差別、そして“完璧”じゃない主人公。子供達に一番伝えたいことが詰まっている『ズートピア』 

田舎町から憧れの「ズートピア」という街にやってきたのは主人公のウサギ、ジュディ。「立派な警察官になって世界をよりよくすること」を夢見る彼女ですが、警察官になれるのは、ライオンやカバなど力の強い動物ばかり...

それでも見事、“ウサギ初”の警察官になったジュディ。しかし与えられた任務は、簡単な駐車違反の取り締まりだけ。不吉な動物たちの連続行方不明事件の捜査を希望するも、それを担当するのはやっぱり体の大きなサイやゾウたち。

自信をなくして絶望感にかられる中である日、ジュディはキツネのニックの詐欺現場を目撃する。このニックとの出会いが、ジュディを思わぬ方向に導いていきます。

この作品の見どころ・魅力はとてもシンプル。ストーリーの面白さです。

「ズートピア」は、ネーミングこそ聞こえはいいものの、その実態は力の強い肉食動物たちが草食動物を押さえ込んでいる。「肉食動物vs草食動物」という構図で分断されてしまった社会が描かれています。

注目したいのは、主人公で差別を受けている側のウサギのジュディも、肉食動物に対して偏見を持っている点。ディズニーが描くこれまでの作品の主人公は、ヒーローで「完璧な存在」でしたよね。

そんな主人公でさえも偏見を持っていたり、いつの間にか人を傷つけている瞬間がある。善悪の二分化を問い直す、そういう大切なことを改めて感じさせてくれるのがズートピアなんです。 

私たち人間の社会にもある人種差別や男女差別、職業間の偏見が、動物の社会を通じて描かれており、多様性を認め合うことの大切さ、見かけで人を判断しないこと、将来の子供達に一番先に伝えたいメッセージが詰まっています。

まとめ

ハフポスト日本版ニュースエディター小笠原遥が厳選した「夏に家族で観たいディズニー映画3選」いかがだったでしょうか?

多くの人に夢と希望を届けるディズニー作品ですが、アニメーションというレンズを通して「社会のこれから」をみんなで楽しく考えてみるのも、1つの過ごし方かもしれません。 

 「Disney+(ディズニープラス)」で是非、素敵な時間を楽しんでみてくださいね。

Disney+ (ディズニープラス)

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